ブルーインパルスが都心を飛行
2020年5月29日、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が医療従事者等への敬意と感謝を込めて都心上空を飛行しました。
その際、通常の6機だけではなく、少し離れたところにもう1機が飛んでいました。この件が友達の間で話題になったので調べたところ、その機体はブルーではなく、通常塗装のT-4でした。
そして、その役割は放送機関のヘリコプターなどをブルーに近づけないための見張り的な役割だと思っていました。航空ショーの場合は取材機が飛ぶなんてことはあり得ないでしょうが、今回の場合は現に飛んでいましたので、その役割は重要だと思います。最近ではMRJ(現SPACEJET)の初飛行時にはT-4が、国産技術実証機X-2の時にはF-2が随行しました。
さて、本日になって、山本ともひろ防衛副大臣のツイートで判明しました。この機体は全般統制機なのだそうです。
Q.昨日のブルーインパルスの飛行で付近を飛行する他の1機は何?
A.全般統制機。
周辺に他のヘリや飛行機等が居ないかの哨戒任務、編隊飛行の統制、飛行経路の確認等の安全管理を行う。尚、今回の飛行では空撮も実施。その空撮の写真や動画は週明けに公開予定。#全般統制機#ブルーインパルス pic.twitter.com/Fybcc0G6Yx— 山本ともひろ℗ (@ty_polepole) May 30, 2020
この写真を良く見てみると、通常塗装の656号機パイロットもブルーのヘルメットをかぶっています。普通はグレーのヘルメットですので、この機体にもブルーのパイロットが登場していたのでしょうね。福田隊長が5番機の後席搭乗していたそうなので、海野飛行班長なのでしょうか。
更に気になったのが増槽です。通常の展示飛行では見かけない増槽を装備しています。今回は30分以内の飛行だったので、機内燃料のみでも十分に飛べるのでしょうが、今回は都心上空を飛行するため万全を期したのでしょう。
ちなみに7機編成ならば、手前にある番号なしの予備機が飛ぶのでしょうね。