新型コロナを乗り越えよう

今般の新コロナウイルスの問題で、世間に広く知られるようになったのは、ウイルスに効く薬はないということ。これは当たり前なのだけれど、何故かそれを知らない人が多くて、風邪をひくと病院に行き薬をもらい、それで治った気になって休まない人が多かった。中には、「休めないから注射を打って」と医者に訴える人もいたという。

それが大きな間違いで、侵入したウイルスに対して防御システムである免疫機能が打ち勝たなければ風邪は治らない。そして、その機能を十分に発揮するためには休養が必要なこと。当たり前なのだけれど、これらが広く知られるようになったことは大変良いことだと思う。

以前に投稿しましたが、2月24日に政府から発表された基本方針

・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
 ※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
上記の期間は心配だからといってすぐには医療機関を受信せず、自宅にて安静にしていて、それ以降相談窓口に連絡する

これは風邪に対する養生の基本で、普通の風邪だったらこれで治ってしまうでしょう。そして、新型コロナであったとしてもコロナだと気付かぬうちに治るかもしれない。政府の要請はごくまっとうなことでした。

ちなみに、かっては風邪と思われる患者にはビタミンの注射を打ったという。あながち間違いではないですが、、、処方される薬も咳などの症状を和らげるものだそうです。

最も気を付けるのは、ウイルス保菌者と濃厚接触することです。一度に大量のウイルスを暴露すると、自己免疫力=防護システムが負けて重症化する危険がが高くなります。

それを防ぐために、「三密(さんみつ)」を避けることが大切なのです。

(1)換気を行う(可能であれば2つの方向の窓を同時に開ける)
(2)人の密度を下げる(互いの距離を1、2メートル程度あける)
(3)近距離での会話や発声などを避ける(やむを得ない場合はマスクをつける)

運悪く新コロナウイルス保菌者と接触しても、上記の三密を避けて大量の暴露を受けなければ重症化する可能性はぐっと低くなります。そして、もし罹患しても免疫力が高ければウイルスに打ち勝ちます。

「免疫力」を上げるヒント

・身体を動かす
・食事
・ぐっすり眠る
・よく笑う
・身体を温める
・リラックスできる時間をつくる

当たり前だけれど「三密(さんみつ)」を避け、「免疫力」を高めて、皆さんと共に新型コロナウイルスを乗り越えましょう。