「まれ」に描かれる様々な「夢」

mare父・津村徹(大泉洋)は無謀なビジネスに手を出して大失敗し、夜逃げ同然で一家は輪島に流れ着いた。

夢を追っては失敗を繰り返した父を見て育った希(土屋太鳳)は、夢が大嫌いでまじめで堅実な少女へと成長する。学業の傍ら様々なアルバイトをこなし、苦しい家計を助けた。そして高校卒業後は堅実な公務員を選び、めでたく採用された。

ある日、希の祖母、ロベール幸枝(草笛光子)が現れる。彼女はケーキの修行のために夫と幼い娘・藍子(常盤貴子)を捨ててフランスに渡ったのだ。

家族のために大好きだったケーキ作りを封印して、夢を捨て、「地道にコツコツ」をモットーとしてきた希だったが、幸枝にはそれがもどかしい。そこで一策を講じた。そして、希は市役所を辞め、ケーキ作りの修行のため横浜へと旅立つ。

以上がこれまでのあらすじだが、このドラマでは色々な「夢」が描かれています。その夢を実現するための手法はそれぞれ違っていて、各々の取り組みが大変面白いのです。そこが私が引き込まれた部分なんです。

本日の放送では、希が勤める「マ・シェリ・シュ・シュ」のオーナーパティシエ、池畑大悟(小日向文世)が彼女に語った言葉が印象的だったのでここにメモしました。

夢!? 下らんと言う言葉すらもったいない。
夢なら一生寝てろ。
そんな戯言(ざれごと)言っている内は一生駄目だ。

世界一のパティシエになりたいと言ったな。
もうお前とは二度と会うことはないだろうから教えてやる。
何かを得たいなら、何かを捨てろ。
そうしなくても済むのは、ほんの一握りの天才だけだ。

俺はそうやって世界一を目指してきた。

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